キーワード「黒歴史」を読み漁っていたら、「ライブ・ア・ライブ」を久しぶりにやりたくなって来た。(以下ネタバレ…って10年前のソフトですけど)

スクウェア(現スクウェア・エニックス)が94年に発売したRPG。時代も世界も違う8人の主人公が8つの世界で活躍する短編RPG。もちろん8つのショートシナリオはどれも秀逸(近未来編、カンフー編は特に感動モノ)なのですが、このゲームのキモは8つのシナリオをクリアした後に用意されたシナリオ「中世編」である。
「お姫様が魔王さらわれたので、勇者は助けに行く」という、ごくごく在り来たりなシナリオ…のはずが、徐々にその「在り来たりなシナリオ」は崩壊していく。魔王など元からおらず、全ては親友が仕掛けた罠。怒りでその親友を殺してしまう勇者、その事を責め、自ら命を絶つお姫様、全てに裏切られた勇者は自ら魔王となる道を選ぶ…。

今考えるととんでもないシナリオである。中学生だった当時、このシナリオは衝撃的だったなあ。「魔王」となった勇者に対する救済処置として最終章で8人の主人公が一つの世界に集まるのですが、まぁ、それにしたってこれほどまでに終末感漂うRPGはなかったなぁ…。久しぶりにやりたい、が我が家にはSFCが、もう、ない…。