ジル・パニッツィWRC講座第5回、5大ワークス最後を飾るのは「三菱自動車」。
三菱は古くからWRCに参加しており、90年代はスバル、トヨタと共にWRCでの「日本車黄金時代」を築き上げてきました。チャンピオンも何度か獲っていた三菱の成績が落ち込んでいったのは2002年。前人未踏のドライバーズチャンピオン4連覇を果たした元チャンプが移籍、車もモデルチェンジしたがあまりパッとせず、2003年は一年間の休止を余儀なくされました。
クリスチャン・ショーベリ2004年、満を持して再出発する三菱の1stドライバーは「ジル・パニッツィ」。「ターマック(=舗装路)キング」と呼ばれる彼はそれまでは2nd、3rdドライバーで主にターマックステージにスポット参戦をしていましたが、今年ついにフル参戦。ドライビング中(普段から?)のその人間離れした顔つきもさることながら、タイムアタック中、前の車に追いついてしまい(タイムアタックは1分毎に1台ずつスタートする)ブチ切れて前車のドライバーに殴りかかったところ返り討ちに合ったという素敵エピソードも含め、彼は大好きです。愛称は「パニやん」。2ndドライバーは「クリスチャン・ショーベリ」。他にも三菱は彼を含め3人の2ndドライバーをラリーによって使い分ける(つまり、クリスチャン・ショーベリのデータはあんまし、ない。ええやん、パニやん素敵やん、それでええやん)
(公式サイト:http://www.mitsubishi-motors.com/motorsports/j/04wrc/